JR桜木町駅→鉄道発祥記念碑→野毛飲食街(にぎわい座)→ガス事業発祥の地→掃部山公園(井伊直弼像)→伊勢山皇大神宮→野毛山公園(野毛山動物園、旧野毛山配水池)→(天神山土取り場跡碑)→京急日ノ出町駅
☆鉄道発祥記念碑
桜木町駅近くにあり、1967(昭和42)年除幕。碑には1872(明治5)年9月我が国初の鉄道として横浜(現在の桜木町駅)・新橋間29キロが開通した当時の運行状況や料金、時刻表などが刻まれている。
☆野毛飲食街
桜木町駅界隈はかっての鉄道終着駅「横浜駅」として活気にあふれ、駅周辺の野毛町は当時から飲食店・商店街が栄え、寄席や芝居小屋が立ち並ぶ横浜芸能振興の中心地であった。
☆ガス事業発祥の地
この場所は1871(明治4)年、高島嘉右衛門がフランス人技術者の指導の下、ガス工場の建設を始めた場所で翌1872(明治5)年、我が国初のガス灯が馬車道を照らした。同じ年に鉄道開通とガス灯の点灯を迎えた。
☆掃部山公園(井伊直弼像)
明治時代には鉄道山と呼ばれていた。良質な水が湧き、横浜・新橋間に開通した鉄道の蒸気機関車用に使われたことによる。横浜開港当時の大老であった「井伊掃部頭直弼」の功績をたたえようと、後に旧彦根藩の有志がこの地を購入し、井伊直弼の銅像を建てたことから掃部山(かもんやま)公園と名付けられた。
☆野毛山公園(野毛山動物園、旧野毛山配水池)
この一帯はかつて明治の豪商たちの別荘が立ち並ぶ場所。その跡地に関東大震災の復興事業の一つとして整備されたのが野毛山公園である。1951(昭和26)年、公園内の一部に野毛山動物園がオープン。 近くに1887(明治20)年、パーマーの設計により完成した我が国初の水道施設が保存されている。
☆天神山土取り場跡碑
17世紀中頃、江戸の材木商であった吉田勘兵衛が請け負って旧大岡川の河口付近の遠浅の内海の干拓、新田開発を行った際に埋立用の土砂を取った場所の一つが天神山と呼ばれたこの場所である。