みなとみらい線馬車道駅→海岸通り→横浜税関→象の鼻パ-ク→横浜市開港記念会館→神奈川県庁本庁舎→大さん橋
☆馬車道
慶応の大火後、外国からの要請により造られた、海岸通りから吉田橋までの幅60フィート(約18m)の道路で1867(慶応3年)年に完成。近代街路樹、アイスクリーム、写真館、ガス灯などの「もののはじめ」を記念する碑や像、エースのドームの愛称を持つ旧横浜正金銀行(1904年竣工)などの歴史的建造物が並び、文明開化の浪漫があふれる。秋に馬車道まつり開催。
☆横浜税関
1934(昭和9)年に竣工したイスラム寺院風の緑青色ドームが特徴の建物。正面玄関にある表札は新築当時の大蔵大臣・高橋是清の直筆と伝えられている。資料展示室「クイーンのひろば」では、開港の歴史から貿易の最前線にある税関の役割が紹介されている。公開日には、税関長室や展望台も見学可。クイーンの塔と呼ばれている。
☆象の鼻パーク
開港150周年事業の一つとして2009(平成21)年に開園。明治中期の象の鼻波止場の形状を復元し、横浜の歴史と未来を繋ぐ象徴的な空間として整備。その際に発見された転車台や防波堤の石積みなどの遺構もある。パーク全体を包み込み、曲線を描くように設置されたスクリーンパネルは港の夜景を彩る。無料の休憩所としてアートスペースを兼ねた象の鼻テラスがある。
☆横浜市開港記念会館
開港50周年を記念し、市民の寄付をもとに1917(大正6)年に完成。時計塔を持つレンガ建築で、現在は公会堂として利用。開港当時を描いたステンドグラスや和田英作画伯の油彩画が展示されている。資料室は無料で見学可。岡倉天心生誕の地、横浜商工会議所発祥の地でもある。ジャックの塔と呼ばれ、国の重要文化財に指定。